2009年度

鹿児島県青少年国際協力体験事業「ラオスへ行こう!」参加者募集!

東南アジアにある優しさと笑顔あふれる国「ラオス」に派遣されている青年海外協力隊員の活動視察、ホームステイや学校、施設などの交流を通して、異文化に触れてみませんか?

中学生、高校生にとって、視野を広める絶好のチャンスです。

多くの参加者をお待ちしております。

チラシ

 

内容

  • 青年海外協力隊員の活動現場視察
  • 学校訪問
  • ホームステイ及び現地住民との交流 など

参加資格

  • •鹿屋市内の中学
  • 高校に在学中で鹿屋市に住所を有している方
  • 平成21年4月1日現在において満18歳未満である方
  • 参加することに保護者、学校長の承諾がある方
  • 心身ともに健康である方

派遣期間

平成21年7月19日(日)~26日(日)の8日間

参加費用

約15万円
※うち補助金が7万5千円支給されます

募集人員

2名

応募手続

下記提出書類を直接下記提出先へ持参

  1. 鹿児島県青少年国際協力体験事業参加申込書(様式1 PDF Word )
  2. 学校長承諾書(様式2 PDF Word )
  3. 健康診断書(様式3 PDF Word )
    所定の項目が記載されていれば、保健所やその他の公立病院を含む 一般病院の様式で構いません。
  4. 作文(題目:私とボランティア活動 800字程度) 

提出期限

平成21年4月30日(木)

問い合わせ・申し込み先

お問合せはこちらへ

鹿屋市以外の中学・高校、または在住している方については、鹿児島県青少年国際協力体験事業実行委員会事務局(TEL:099-221-6620)へお申し込みください。

ラオスへ行こう!参加者インタビュー

これは鹿児島県の青少年に、発展途上国で活動する青年海外協力隊の活動の様子を見学し、国際協力により理解を深めてもらうことを目的としています。この事業に、鹿屋市から宇津野 貴美さん(鹿屋中央高校2年)、 杉本 新奈さん(鹿屋中央高校2年)の2名が参加しました。今回は、ラオスでの様子をインタビュー形式でお届けします。

それではまず、ラオスの第一印象を教えてください。

空の色が透き通っていて、とても綺麗でした。あと、日本と比べて屋台や露天がとても多かったです。

ラオスに行く前に、学校でラオスのことを勉強したことはありますか?

ラオスに行く前に、2回、語学等の事前研修がありました。でも、今まで学校でラオスのことを学んだことはなかったので、ラオスのことは全然知らなかったです。

ラオスの皆さんは何語でコミュニケーションをとっているんですか?

基本的にラオスの人たちはラオス語で話していました。中学生は英語を話すことができましたが、中学は義務教育ではないのでしゃべれないひともたくさんいました。事前に配布されたラオス語の本を指差しながら会話していました

簡単な挨拶を教えてください。

ラオス語でおはよう・こんにちは・こんばんは、は全て同じ言葉で、 「サバーイディー」と言います。 知らない人でも「サバーイディー」と声を掛けてきたり、抱きついてきたり・・・他人でもみんなとても仲が良かったです。 特に日本人ということで積極的にみんな話しかけてきてくれたので、楽しかったし、嬉しかったです。

ラオスでのホストファミリーはどんな家族でしたか?

本当にやさしい方々でした。どんな時も、自分たちを不安にさせないよう、「大丈夫?」と声をかけてくれました。びっくりするくらい、気遣いがありました。

ホストファミリーは何人家族でしたか?

7人家族でした。一番多いホストファミリーで11人家族でした。

毎日が、パーティですねぇ。ラオスの食べ物のことを教えてください。

カエルをはじめて食べました。カエルやアヒルの顔が食卓に出てきました。あと、カブトムシとか・・・さすがにカブトムシは食べられませんでした。

日本人でカブトムシを食べた人はいましたか?

さすがにみんな引いていました。

ラオスの人々は主食は何を食べているのですか?

もち米でした。ラオスの方々は、もち米を手でちぎって丸めて食べています。箸を使わず手で食べるのは初めての経験だったので、楽しかったです。

ラオスに行って日本のことで気づいた点はありますか?

日本は水がきれいだということに気づきました。ラオスでは水道をひねっても飲める水が出てきませんでした。

病院や学校の設備が日本はすばらしいと思いました。他人のためにはお金を使わないというのがラオスの人々の考え方らしく、裕福層が住んでいるエリアにホームステイしたにもかかわらず、道は全部赤土でした!

高校まで普通に進学できる自分たちは、とても恵まれていると思いました。ラオスでは高校どころか、中学に進学するのすら難しい状況がありました。交通・医療の設備は日本は物凄く整っていると思いました。

ラオス人のキャラクターを教えてください。

とてもマイペースな人たちでした。5時から始める予定のパーティが始まったのは6時半でした。向こうの人たちは、時間は自分のものという感覚を持っているらしいです。

最後に感想を聞かせてください。

杉本

ラオスに行って、ラオスの人々のやさしさに感動しました。 今の日本はせかせかしていて、他人に優しさを与える余裕がないんだなぁと思いました。ラオスは急いでなくて、だから余裕があって、人に優しさを与えることができていると思います。ラオスの人々はこのまま、せかせかせずに人に優しさを与え続けてほしい。このままでいてほしいです。

しかし、南部の地区は、地雷がまだまだ残っているということでした。日本ではありえないことですよね。世界の違いを知った感じです。世界の国々の中でもラオスの立場はいまだにとても弱いです。そういう国同士の地位の違いなども学びました。

宇津野

ラオスが抱える貧困の問題はしっかり理解してあげないといけないと思いました。 ラオスでは出産の時、病院に行くお金がないので、森で子供を生んだりとかして、 亡くなるケースが多い国なんです。

私たちは恵まれた環境で生まれ、育ち、何気なく生きていますが、向こうの人は医療機関が発達していないせいもあり、「生まれてくれてありがとう。」「生きていてくれてありがとう。」と、命に対して感謝の気持ちを持っていると思いました。

貧しい地区になると病院まで40km以上あるらしく、交通手段もありません。 自分たちの贅沢の裏側には、そういう中で暮らしている人たちが存在することを理解し、こういう国が世界の中にはあるということをみんなにはもっと理解して欲しいと思いました。

なお、ラオスでの様子は8月25日~27日に放送されるKYTの「KYT Newsリアルタイム」(17:48~18:55)で紹介されました。